“ほどよい”憧れが詰まりすぎている1冊…!
億万長者になるとか、勇者になって世界を救うとか、部活のエースになって全国強豪と戦い続けるとか、そんなキラキラした憧れとは違う、日常を重ねていったときにこんな過ごし方が出来る大人になれたらいいよなぁ。と思う1冊を紹介します。
TwitterのRT機能でたまたま読んだ漫画から購入に至ったので紹介しますっていうよりも、是非シェアさせてください…!
(ネタバレは極力控えてます)
前提:ネットで連載されてる漫画…買うこと少なくない?
前提として、Twitterとかpixivで個人の方が投稿してる漫画って、作者の方がモーメントでまとめてくれていたりして、一つずつコメントを開いて4コマごとに次のコメントに移動して、という手間はあるけど読もうと思えばほとんど読めてしまうのよね。
だから正直「書籍化が決定しました…!」ってなっても読んで いいね!とかしている人が全員買うかって言われたら買わないと思うんですよ。作者には本当申し訳ないですけど、いうならジャンプ本誌で読んでる人がコミックも買うかっていうと全員じゃない、みたいな。(なんか違う気もする)
だけど、そのなかでもこの本は発売の時点で予約してしまった…!
(ねこおばあさんぼく、というカメントツさんの本以来。※ebookjapanの漫画詳細・試し読みページに飛びます)
あらすじと構成
3人のマダム(おばあさんとか、おばさんじゃないのよ。マダムよ。)がルームシェアしている日常を、
1話3コマ×8ページくらい
たまに、おまけの後日談3コマ×2ページも付属する
を中心に掲載している。
長すぎず、どっぷりセリフを読むこともないので、サクッとちょっと読みたい時に気軽に手に取れる。
感想:読み終わって、心は軽いのに満足
3人全員がすごく特別個性的なわけじゃないんだけど、それがまたバランスがいい。
あらすじにもある通り、休日の楽しみ方や、ちょっとした夜更かし、珍しく落ち込んでみた日のそれぞれの過ごし方を3人でやってみることでの化学反応がいい感じ。一人じゃないっていいよね。って思わせてくれる。
本のみで書き下ろされた3人でのルームシェアが始まるまでのお話を読むと、100%明るいきっかけというわけではないし、始めるまでに迷っている考え方や理由も「わかる~」ってなっちゃうようなセリフばかりで、それぞれの人生の岐路がちゃんと日常の隙間に見えることで3人を身近に感じることができた。
約140ページを通してすごく豪遊や贅沢をしてるわけではないけれど、憧れが全編ずっと詰まっている感じで読みごたえはあるけど軽やかに読了できた。
感動作!とか衝撃作!とかではないので心に波風立てずに気軽に読めるのがいい所。
既に買ってから何度もぱらぱら~っとふとしたときに手に取って読み返しているので書籍での購入でもいいし、なーんか気分が沈んでるときの電車とかでも身近にいてほしいなって思ったら電子書籍でも結構あったのでまずはツイッターからでも良いので読んでください…!
2023/04/25追記:書き下ろし充実2巻が出てるよ!
2023/4/20に、2巻も発売!こちらは書き下ろしが50ページ以上と、1巻の時より多いので、Twitter等では読めない話もあって買うしかない!
特に、1巻で「私が娘と転がり込んだだけだけどね」としか触れられていなかった沙苗と栞とその娘(晴子が来る前にルームシェアしていた3人)が一緒に暮らし始めた経緯があるようで…。私は本を買いたいので明日書店に行ってきます!
試し読み出来るサイト
試し読み&電子書籍&paypayで買えるのはこちら。(ebookjapanに飛びます。)
1巻はセールになっとった…!
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